MASTER FILE BLOG(旧GAGraphic)連載コメント第3回
皆さんこんにちは、宣伝トリりんです。
MASTER FILE BLOGにて好評連載中、ラグランジェスタッフコメント!
今回は第3回掲載、撮影監督の青木隆さんからのアツいメッセージをご紹介!!
とっても長いけど、とっても面白い!!
【撮影監督・青木隆さんのコメント】
●『撮影監督』という仕事について
撮影監督をしていて楽しい所は、色々考えてみたんですよ。
で、改めて今回気付きました、楽しい所。
それは「撮影監督だと一番早く完成したカットを見れる!」ですかね。
撮影部は作画、背景、3Dのメカ、エフェクトなど
様々な素材を1つの絵にまとめ上げるのがメインのお仕事なので、
その仕上がりのディレクション・チェックをするのが
撮影監督の主な業務の1つなんですよね。
ワークフローとしては、撮影監督OKのカットが監督チェックにまわるので、
そのまま修正指示が出ずにカットがOKになると、
結果として監督よりも早く完成したカットを見る事になるわけです。最速でしょ?
極端に言えば「撮影監督だと宇宙一早くカットの完成したカットを見れる!」です。
これは仕事とはいえ、アニメ好きなら誰でも憧れる楽しい場面ですよね。
一方で大変な所は、やはり時間との勝負ですかね。
どの仕事でもついてまわる要素だと思うんですが。
ラグランジェのような週もののシリーズだと
1話が約22分、平均320カットあるんです。
撮影作業にかけられる日数は実働約3日半。
1日約100カットを撮影していかないといけない。
毎日膨大な仕事が動くTVアニメの現場は、
すべての判断において迷ったり悩んでいる間はないのです。
そんな時間に追われる中で撮影監督として判断する上で
僕が重視する大きな要素があります
・スケジュールに対してのカットの完成度
・シリーズを通してのチームの成長率
・また一緒に仕事がしたいと思ってもらえたか?
最初の「カットの完成度」は絵作りをするのが仕事なので言わずもがな……
ですが、「スケジュールに対しての」というのが大事で、
「突出した120点カット」と「全体の平均点をいかに上げるか」の
バランス調整は常に考えてます。
2つめの「シリーズを通してのチームの成長率」は
半年~1年の期間を通して意識するかしないかで
チームパワーの伸びしろが変わってきます。
仕事を1つとるにしても、
スケジュール内で収まる範囲でより困難な方法で絵を作る手段を選んだり、
各スタッフの興味の向いている方向を察知して
「次はあいつにこの仕事をこんな方向で仕上げろ」って任せたら
モノにしてくれるかなとか考えたり。
3つめの「また一緒に仕事がしたいと思ってもらえたか?」は、
まぁ撮影監督もサラリーマンなので当然なんですがw、
仕事する相手が「撮影でこれが出来たなら次はこれを頼もう」とか
「青木と一緒にやってうまくいったな」とか思って欲しい。
次への期待値を持って一仕事終えれるかって大事です。
忙しいとついキリキリしてこういうこと忘れちゃうでしょ、
その場限りで走りきれば良いではダメなんです。
日頃から仕事する上で意識出来るかどうかで変わってくる
大きなファクターだと思ってます。
今、XEBECデジタル部はスタッフ20人弱くらいの構成になってます。
子供の頃から住んでる地元が東京の大田区で、
近くに町工場が沢山あるんですが、
ちょうど組織規模が今のXEBECデジタル部と
あの頃見た中小の町工場とダブるんです。
町工場ってトタン屋根で薄暗くて、
外から覗くと業務用機械が沢山ギコギコ動いてるみたいな感じ。
小さな工場だけど独自の技術を持ってて、
実はNASAのロケットのパーツも作ってるんだよみたいなやつw。
ああいう所で働く職人堅気な工場長みたいなのに憧れるんですよね。
そんな、工場のような生産性と工房のような創造性が両立するような場所で
撮影監督=工場長役をしたいと思ってます。
●オープニング・エンディングについて
ラグランジェのOP・EDは第1期2期共に
撮影での全体の色合いのコントロールウェイトが高いんで責任重大でした。
実はOP・EDの個人的な裏テーマとして見終わった後の配色から来る後味が、
「3段アイス&チョコチップのせ」を食べた後みたいな感じになればいいなと
思って作ってます。
2段じゃなくて3段w、ちょっと幸福な満腹感を味わってもらえれば。
●視聴者の方へのメッセージ
もし輪廻のラグランジェやXEBECの作品を見て、
アニメ撮影の仕事に興味を持ってもらえたら幸いです。
その時、僕らのことも思い出してくれたら嬉しいです。
さらに「俺なら私ならこうするのに!」って思ったら、
是非アニメ撮影の門を叩いて下さい。
XEBECデジタル部も定期的に募集をかけています。一緒にアニメ作ろう!
放送中は毎週日曜日正午更新でお届けするこちらのスタッフコメント。
最速で、しかも画像付きで読みたい方は、MASTER FILE BLOGへ!
MASTER FILE BLOGにて好評連載中、ラグランジェスタッフコメント!
今回は第3回掲載、撮影監督の青木隆さんからのアツいメッセージをご紹介!!
とっても長いけど、とっても面白い!!
【撮影監督・青木隆さんのコメント】
●『撮影監督』という仕事について
撮影監督をしていて楽しい所は、色々考えてみたんですよ。
で、改めて今回気付きました、楽しい所。
それは「撮影監督だと一番早く完成したカットを見れる!」ですかね。
撮影部は作画、背景、3Dのメカ、エフェクトなど
様々な素材を1つの絵にまとめ上げるのがメインのお仕事なので、
その仕上がりのディレクション・チェックをするのが
撮影監督の主な業務の1つなんですよね。
ワークフローとしては、撮影監督OKのカットが監督チェックにまわるので、
そのまま修正指示が出ずにカットがOKになると、
結果として監督よりも早く完成したカットを見る事になるわけです。最速でしょ?
極端に言えば「撮影監督だと宇宙一早くカットの完成したカットを見れる!」です。
これは仕事とはいえ、アニメ好きなら誰でも憧れる楽しい場面ですよね。
一方で大変な所は、やはり時間との勝負ですかね。
どの仕事でもついてまわる要素だと思うんですが。
ラグランジェのような週もののシリーズだと
1話が約22分、平均320カットあるんです。
撮影作業にかけられる日数は実働約3日半。
1日約100カットを撮影していかないといけない。
毎日膨大な仕事が動くTVアニメの現場は、
すべての判断において迷ったり悩んでいる間はないのです。
そんな時間に追われる中で撮影監督として判断する上で
僕が重視する大きな要素があります
・スケジュールに対してのカットの完成度
・シリーズを通してのチームの成長率
・また一緒に仕事がしたいと思ってもらえたか?
最初の「カットの完成度」は絵作りをするのが仕事なので言わずもがな……
ですが、「スケジュールに対しての」というのが大事で、
「突出した120点カット」と「全体の平均点をいかに上げるか」の
バランス調整は常に考えてます。
2つめの「シリーズを通してのチームの成長率」は
半年~1年の期間を通して意識するかしないかで
チームパワーの伸びしろが変わってきます。
仕事を1つとるにしても、
スケジュール内で収まる範囲でより困難な方法で絵を作る手段を選んだり、
各スタッフの興味の向いている方向を察知して
「次はあいつにこの仕事をこんな方向で仕上げろ」って任せたら
モノにしてくれるかなとか考えたり。
3つめの「また一緒に仕事がしたいと思ってもらえたか?」は、
まぁ撮影監督もサラリーマンなので当然なんですがw、
仕事する相手が「撮影でこれが出来たなら次はこれを頼もう」とか
「青木と一緒にやってうまくいったな」とか思って欲しい。
次への期待値を持って一仕事終えれるかって大事です。
忙しいとついキリキリしてこういうこと忘れちゃうでしょ、
その場限りで走りきれば良いではダメなんです。
日頃から仕事する上で意識出来るかどうかで変わってくる
大きなファクターだと思ってます。
今、XEBECデジタル部はスタッフ20人弱くらいの構成になってます。
子供の頃から住んでる地元が東京の大田区で、
近くに町工場が沢山あるんですが、
ちょうど組織規模が今のXEBECデジタル部と
あの頃見た中小の町工場とダブるんです。
町工場ってトタン屋根で薄暗くて、
外から覗くと業務用機械が沢山ギコギコ動いてるみたいな感じ。
小さな工場だけど独自の技術を持ってて、
実はNASAのロケットのパーツも作ってるんだよみたいなやつw。
ああいう所で働く職人堅気な工場長みたいなのに憧れるんですよね。
そんな、工場のような生産性と工房のような創造性が両立するような場所で
撮影監督=工場長役をしたいと思ってます。
●オープニング・エンディングについて
ラグランジェのOP・EDは第1期2期共に
撮影での全体の色合いのコントロールウェイトが高いんで責任重大でした。
実はOP・EDの個人的な裏テーマとして見終わった後の配色から来る後味が、
「3段アイス&チョコチップのせ」を食べた後みたいな感じになればいいなと
思って作ってます。
2段じゃなくて3段w、ちょっと幸福な満腹感を味わってもらえれば。
●視聴者の方へのメッセージ
もし輪廻のラグランジェやXEBECの作品を見て、
アニメ撮影の仕事に興味を持ってもらえたら幸いです。
その時、僕らのことも思い出してくれたら嬉しいです。
さらに「俺なら私ならこうするのに!」って思ったら、
是非アニメ撮影の門を叩いて下さい。
XEBECデジタル部も定期的に募集をかけています。一緒にアニメ作ろう!
放送中は毎週日曜日正午更新でお届けするこちらのスタッフコメント。
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